天音光人の文学的日常

amanemitsuhito.exblog.jp
ブログトップ

京都を舞台にしたラノベ

先日、望月麻衣の『京都寺町三条のホームズ』第1巻(双葉文庫)を読みました。京都寺町三条の骨董店の若旦那でイケメンの京大院生(ホームズ)と、そこでバイトをすることになった女子高生と(ワトソン役?)との恋愛関係を軸とした日常ミステリもので、小説としての評価は微妙なところですが、アニメ化もされて結構人気のある作品のようです。

その人気の理由の一つはやはり、舞台を京都にしていることでしょう。これが東京や大阪やその他の地方都市だったら、それほど人気は出なかっただろうと思います。そう考えたら、京都を舞台にしたラノベが最近わりと多いということに気がつきました。思いつくだけでも、岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿』、七月隆文『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、あとは森見登美彦や万城目学の小説なんかがあります。京都という町はたしかにそれだけで多くの魅力を持っていますね。

ちなみに、『京都寺町三条のホームズ』のホームズこと家頭清貴は京都府立大を出たあとで京大大学院に進学し、「文献文化学」を専攻しているという設定になっていますが、あまり聞き慣れない名称なので気になって調べてみたら、京大の文学部や文学研究科で使われている専攻名で、いわゆる国文とか英文とかいった従来の文学科でやっているもののようですが、一般的にはあまり使われていないようです。



[PR]
by amanemitsuhito | 2018-08-29 18:29 | 文学一般 | Comments(0)

天音光人の文学的日常


by 天音光人