天音光人の文学的日常

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朝日新聞の松本隆インタビュー記事を読んで

今朝(2018年8月11日)の朝日新聞朝刊に作詞家の松本隆のインタビュー記事が載っていたので、読んでみたのですが、一つ面白いと思ったことがあります。

それは、インタビュアーが松田聖子の「風立ちぬ」の歌詞に出てくる「すみれ ひまわり フリージア」という花の季節が違う(秋ではない)ということについて尋ねたところ、松本隆は「歌詞に無意味なワンフレーズを入れたらどうなるか、ちょっとやってみたかっただけ」と答えているのです。つまり、歌詞の中で唐突に春と夏の三つの花が出てくるのは深い意味があってのことではないというんですね。

一方、聴く人はその意味を一生懸命に考えて、それぞれ勝手に解釈するのです。小説なんかの場合でも、案外それと同じで、読者は何か深い意味がありそうだと思っても、作者の方はとくに深い意味を持たせていないのかもしれません。

村上春樹の作品なんか、そんなのが多そうな気がします。

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by amanemitsuhito | 2018-08-11 19:53 | 文学一般 | Comments(0)

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