村上春樹の『職業としての小説家』を読み返しているのですが、その中に興味深いことが書いてありました。それは、村上春樹は自分の心の中にいくつもの引き出しを持っていて、その中に小説に使えそうないろいろな材料を蓄えていて、そこから必要なものを取り出して組み合わせ、小説を書いているということです。
人は誰でもいろいろな情報を心の中にストックしているはずですが、難しいのは、必要な情報をそこから自由に取り出すこと、つまり心の引き出しにアクセスすることです。
それができるようになるには、やはり訓練しかないのでしょうね。