天音光人の文学的日常

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田中慎弥の短編集『切れた鎖』読みました。

たまには純文学も読もうと言うことで、芥川賞作家である田中慎弥の初期短編集『切れた鎖』(新潮文庫)を読みました。これは三島賞を受賞したもので、三編の短編が収録されていますが、その中でも川端賞受賞作でもある『蛹』が一番面白かったです。

カブトムシの幼虫が語り手で、その視点から性や生の問題が語られています。ちょっとカフカ的な感じもする作品です。ただ、純文学のせいか、センテンスが長く、読点も少ないので、読みにくいです。もう少し読みやすい文体で、ちょっとラノベ風に書いたら、けっこう受けるのではないかと思いました。

そんなやり方で成功しているは村上春樹ですね。




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by amanemitsuhito | 2017-09-20 07:09 | 読書記録 | Comments(0)

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