天音光人の文学的日常

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森村誠一『作家とは何か ― 小説道場・総論』読みました

森村誠一の『作家とは何か ― 小説道場・総論』を読みました。これはもともとは『小説道場』というタイトルでハードカバーで出ていたものを加筆修正して、二巻に分けて新書で発売されたものの第一部です。第二部の方は実践編になっています。

第一部の総論では、作家のあり方や出版業界や読者との関係などが書かれていますが、実体験に基づく部分が多く、自伝的要素や精神論的な要素が強い感じがします。それだけに説得力はありますね。

森村誠一はホテル勤めをしていて、その体験から江戸川乱歩賞受賞作の『高層の死角』を書いています。しかし本人はホテルの仕事は人間観察には最適だったけれども、仕事自体はいやでいやで仕方なかったようで、「毎日、少しずつ自殺するような気分で出勤していた」とまで書いています。

村上春樹もそうでしたが、作家になる人は逆境の中でも書き続けていたということですね。




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by amanemitsuhito | 2017-08-05 07:06 | 読書記録 | Comments(0)

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