天音光人の文学的日常

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ラジオ日本『文学賞メッタ斬り』結果編を聴きました

ラジオ日本の『文学賞メッタ斬り』結果編を聴きました。これは芥川賞と直木賞の予想編に対して、結果発表後に総括するという番組です。直木賞は予想的中でしたが、芥川賞は今村夏子という予想に対して、受賞は沼田真佑ということで、大外れでした。ただ、今回は芥川賞はちょっと意外だったという観もあるようで、審査委員の間でもけっこうもめたようですね。

さて、番組では沼田真佑の受賞に対して別段の意義はなかったようです。今回は候補作の中で飛び抜けたものがなかったということだろうと思います。そういう意味では、最近の芥川賞は低迷気味なんでしょうね。

ただ、問題は受賞作のどこがよかったのか、今ひとつよくわからなかったという点です。風景描写などがうまいということでしたが、それだけなら芥川賞には値しないでしょう。なにか斬新なテーマなり扱い方なりがなければ物足りません。そこがよくわからないのです。

コメンテーターの大森望と豊崎由美も、どちらかといえば選評の悪口をいうだけで、批判にもなっていません。この二人の解説は聞いていても、あまり役に立たない感じがします。予想編は作品のあらすじが紹介されるので、それだけは聞く価値はあるのですが。もちろん、審査委員の選評も納得いくものもあれば、いかないものもあります。逆に言えば、そういうところから選評者の文学的センスもわかってしまいますね。




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by amanemitsuhito | 2017-07-29 07:58 | 文学一般 | Comments(0)

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