久々の超短編『今日の僕は明日の彼女』
今回の作品は愛し合う男女が一日交替でこの世で生きるという設定です。着想を得たのはギリシア神話のペルセポネーの話からで、ペルセポネーは冥府の食べ物を食べてしまったために、この世に連れ戻されても一年のうちの半分だか三分の一だかを冥府で過ごし、残りを現実世界で過ごすようになります。これを一日ごとにしたらどうだろうと思ったのです。
それを純愛ものに脚色したのがこの作品で、タイトルとしては七月隆文のベストセラー小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』からヒントを得ました。もっともこの小説の設定はちょっと無理があり、私はあまり感情移入できませんでしたが。
超短編小説『今日の僕は明日の彼女』http://ncode.syosetu.com/n6960dz/